【海外引越し完全ガイド】引越し前に知っておきたい日本⇔海外引越しの流れと注意点

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引越会社からの見積り金額を見て
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引越し経験も時間もなかったため、とりあえず有名な引越業者1社に見積りをお願いしました。

最初は、出てきた見積り金額を見て驚きましたが

翔太
繁忙期みたいだし、こんなものかな?

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海外への引越しは、ワクワクと同時にたくさんの不安が伴いますよね。

特に、費用や準備のステップなど、初めての海外転居は分からないことが多いと思います。

この記事では、海外へスムーズに引越す手続きの流れから注意点、海外引越し対応の業者までを詳しく解説します。

今回は「引越し前に知っておきたい!!日本⇔海外引越しの流れと注意点」をご紹介します。

翔太
会社の先輩が海外に引越すことになったんだ!

美咲
今後、私たちも海外移住することを考えて調べておきましょ!

海外への引越しの流れと海外対応の引越し業者を知ろう!!

海外渡航が決まると、やらないといけないことがたくさんありますが、引越しの準備もその1つです。

国内引越しとは異なり、渡航先の国によって持ち込めない物があるので事前に確認しておきましょう。

海外への引越しは、大まかに以下の通りです。

出国まで、次のような流れで引越し準備が進みます。

  1. 荷物の送り先を考える
  2. 荷物の輸送方法を考える
  3. 引越し業者とプランを決める
  4. 必要書類を準備する
  5. 梱包資材を受け取る
  6. 引越し当日までに荷物を梱包する
  7. 引越し当日に荷物の行き先を再確認する
  8. 搬出・新居で荷物を受け取る

ゆとりを持って少しでも早くから準備を進めておくことをオススメします!

スケジュールの立て方について不安な方は、引越し業者に問い合わせると詳しく教えてくれますよ。

また、海外への引越しに対応している引越し業者は、以下の通りです。

  1. アート引越センター
  2. サカイ引越センター
  3. クロネコヤマトなど

アート引越センター

アート引越センターの対応地域は、以下の通りです。

  1. 韓国、カンボジア王国、シンガポール、タイ
  2. 中華人民共和国、ベトナム、フィリピン共和国、マレーシア
  3. アメリカ合衆国
  4. ブラジル連邦共和国
  5. アラブ首長国連邦、インド、インドネシア共和国
  6. オーストラリア連邦
  7. 英国、オーストリア、オランダ王国、スイス連邦
  8. スウェーデン王国、チェコ共和国、ドイツ連邦共和国、フランス共和国
  9. ベルギー、ポーランド共和国など
対応言語

英語、中国語、韓国語

現地法人
  1. アメリカ支店
  2. 上海支店

サカイ引越センター

サカイ引越センターの対応地域は、以下の通りです。

  1. 中国、韓国、香港、台湾
  2. シンガポール、ベトナム、タイ
  3. マレーシア、フィリピン、インドネシア
  4. イギリス、フランス、ドイツ、ベルギー、オランダ
  5. スイス、デンマーク、ポーランド、スペイン
  6. イタリア、オーストリア、ハンガリー、チェコ、スウェーデン、ロシア
  7. アメリカ、ハワイ、カナダ
  8. インド、UAE、サウジアラビア、バングラディッシュ、トルコ
  9. オーストラリア、ニュージーランドなど
対応言語

英語、中国語

現地法人
  1. パリ支店
  2. ロンドン支社

クロネコヤマト

クロネコヤマトの対応地域は、以下の通りです。

  1. アメリカ、カナダ、メキシコ
  2. 中国、香港、マレーシア、シンガポール
  3. 台湾、タイ、インド、ベトナム、インドネシア、ミャンマー、韓国
  4. ベルギー、フランス、イタリア、ドイツ
  5. オランダ、イギリス、ハンガリー、チェコなど
対応言語

英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)

現地法人
  1. アメリカ、メキシコ
  2. オランダ
  3. 中国、香港、台湾
  4. シンガポール、マレーシア、タイ
  5. ベトナム、インド、インドネシア、ミャンマー

STEP1:荷物の送り先を考える

まずは、引越しの荷物を以下のように4つに振り分けましょう。

海外へ送るもの
  • 海外の生活に必要な衣類、靴、食器
  • 海外で手に入らない学用品
実家や友人に譲るもの
  • 冷蔵庫や洗濯機などの機能が劣化しやすい家電
  • 家具(ソファー、机、食器棚など)
トランクルーム
  • 海外から帰国したときに使うベッド、食卓など大型家具
不用品として処分するもの
  1. 布団、着なくなった服、テレビ
  2. 使わなくなったおもちゃなど

STEP2:荷物の輸送方法を考える

 

海外へ送る荷物を輸送手段によって、仕分けをします。

「荷物の仕分けは、意外と時間がかかって大変…」と思う人も多いです。

荷物の仕分けは、余裕を持って少しずつ始めることをオススメします。

>>【最新情報まとめ】引越し前日までにやっておきたい荷物の整理術とは?

【最新情報まとめ】引越し前日までにやっておきたい荷物の整理術とは?

2020年3月30日

船便で送るもの

大きな家具や家電、時間がかかっても大丈夫なものは船便で送りましょう。

日数はかかりますが、抵コストで経済的です。

航空便で送るもの

衣類や靴などの生活必需品は、渡航先の国の季節に合わせて必要になるものは航空便で送りましょう。

船便と比べて費用は割高ですが、日数はかかりません。

手荷物で持って行くもの

毎日使用するもの、渡航後すぐに必要になるものは手荷物で持参しましょう。

機内に持ち込める荷物の重さについては、利用する航空会社に問い合わせてください。

船便、航空便の所要日数を確認して、引越し日(搬出作業)の日程を決めることをオススメします。

入国前は、引越し荷物の輸入手続きができないため、荷物の到着日を入国日に合わせるのが一般的です。

引越しの荷物として預けられないものは、以下の通りです。

  1. 貴重品(例:現金、有価証券、貴金属、古美術品、クレジットカード、パスポート、免許証など)
  2. 爆発物、危険物(例:火薬類、高圧ガス、可燃性物質、リチウム電池、武器、毒物類)
  3. 動植物関連(ワシントン条約で定められているもの、種、球根、土、植物、動物)
  4. 生鮮食品など

渡航する国によって「輸入禁止物」または制限されているものがあるので確認しておきましょう!

航空便として預けられないものは、以下の通りです。

  1. スプレー缶
  2. マニキュア・除光液
  3. 香水
  4. 「火気厳禁」の記載があるもの
  5. アロマオイル
  6. リチウム電池およびリチウム電池内蔵のもの
    (例:ゲーム機、ゲームコントローラー、手持ち扇風機など)
  7. インク
  8. 洗剤、漂白剤、スプレー
    (例:エタノール、アルコールを含む、「混ぜるな危険」と記載があるもの)
  9. 毛染め、白髪染め
  10. 花火
  11. カイロ
  12. オイル、ガスライター、マッチ
  13. 炊飯器、ホームベーカリー(※要確認)

勤め先の規定によって、荷物量が制限される場合があるので、会社に確認しておきましょう。

STEP3:引越し業者とプランを選定する

海外渡航が決まったら、引越しの2ヶ月前を目処に引越し業者を選定しましょう。

海外引越しに対応している引越し業者は、以下の通りです。

  1. アート引越センター
  2. サカイ引越センター
  3. クロネコヤマト
  4. 日本通運
  5. 西濃運輸など

訪問見積もりの際に、家財の全体量を把握、送り先、輸送手段ごとに荷物の確認をしてもらいます。(所要時間1時間程度)

法人契約の場合、荷物が規定量に収まるかどうかも一緒にチェックします。

部屋は片付いてなくて大丈夫なので、押入れやクローゼットなども見てもらい費用を算出してもらいます。

見られたら困るような下着などは、お風呂場に隠しておきましょう!

同じ荷物の量でも、引越し業者によって費用は異なります。

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また、引越しで値引きをするコツは、以下の記事で詳しくご紹介しています。

営業マンも真っ青になる引越し見積り値引きテクニックを大暴露!!

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2019年7月21日

引越し業者によって異なりますが、クロネコヤマトの場合、3種類の引越しプランがあるので、予算に合わせて最適なプランを決めましょう。

クロネコヤマト
  1. 海外引越ベーシックプラン
    搬出や搬入、通関手続きなど基本サービスで予算を抑えられるプラン
  2. 海外引越スタンダードプラン
    基本サービスに加えて書類作成、荷造り、梱包までお任せできるプラン
  3. 引越らくらく海外パック
    日本語対応も付いていて、現地での荷解き、梱包資材の回収まで行ってくれるプラン

翔太
引越し業者によって、海外向けのプランが色々あるんだね!

美咲
対応言語も国も違うから、目的地に合わせて引越し業者を選ぶと良さそうだね!

STEP4:必要書類を準備する

引越し日までに必要な書類を準備しましょう。

基本的にどの引越し業者も、海外引越し申込書は引越しの5日前に送る必要があります。

パスポートやビザ、旅程表のコピー他、渡航先の国によって追加書類が必要になることがあります。

渡航先によって必要な書類は、引越し業者が教えてくれるので、遠慮なく聞いてみましょう。

STEP5:梱包資材を受け取る

自分たちで荷物を梱包したい場合、事前にダンボールなどの梱包資材を受け取ることができます。

引越し業者によっては、頑丈な海外引越し専用ダンボールを用意しています。

例えば、クロネコヤマトは、用途に応じて5種類のダンボールを用意しています。

STEP6:引越し当日までに荷物を梱包する

引越し日までに、少しずつ荷物を梱包していきましょう。

全ての荷物の行き先を当日までに決めておきます。

クローゼットや棚の中は、行き先を間違えないように分けておきましょう。

床の上でも良いので、行き先ごとにまとめて、不用品は引越し前日までに処分しましょう。

冷蔵庫や洗濯機、パソコンなど、事前準備に時間がかかる電化製品もあります。

玄関は、引越し日当日に梱包資材、荷物の出入りが多くあるので前日までに整理しておきましょう。

パスポートや航空券などの貴重品は、間違えて荷物の中に入れないようにしてください。

引越し荷物の料金は、容積または重量によって料金が決定します。

船便で送る場合の注意点

船便の場合、料金は容積で決定します。

海上輸送する場合、それぞれの箱をまとめて外側から梱包する「外装梱包」を施しますが、その大きさが料金を算出する容積となります。

例えば、勤め先の荷物の規定が4㎥の場合、Cの箱だと28箱が限界です。

航空便で送る場合の注意点

航空便の場合、料金は重さで決定します。

ただし、軽くて嵩張るものは、容積から算出される容積重量で料金が決定します。

この容積重量と、実際の重量と比較して重い方が、運賃重量として算出されます。

例えば、お勤め先の荷物の重量が120kgの場合、Cが4箱とDが6箱が荷物量の目安となります。

勤め先の規定を確認した上で、規定範囲内で収まるように選別しましょう。

また、自分で梱包した場合、箱ごとに中に何が入っているのか、パッキングリストに記入します。

STEP7:引越し当日に荷物の行き先を再確認する

作業開始前に、事前に決めたそれぞれの荷物の行き先を確認します。

また、引越し業者のプランによって、大きなものやパソコン、オーディオなどの機械、食器などの壊れやすいものは、当日の作業スタッフに依頼できます。

例えば、クロネコヤマトの「引越らくらく海外パック」「海外引越スタンダードプラン」の場合、荷造りとともに箱ごとのパッキングリストも作成してくれます。

このパッキングリストは、税関への申告および輸送保険の契約に使用されます。

海外への引越しは、様々な手段で輸送されるため、途中で不測の事態に遭うリスクがあります。

大切な荷物が、もしもの事故に遭っても損失を最小限にするため、「外航貨物海上保険(任意)」に申し込みしておくと安心です。

クロネコヤマトの場合、外航貨物海上保は以下の形式です。

クロネコヤマト:外航貨物海上保険2024

補償の対象となる被保険者にとって不利益になる事故や引越し貨物に関わる外航貨物海上保険に加入するにあたり、重要事項が書いてあります。

保険の適用範囲や上限額などが書いてあるので、熟読した上で、加入するかどうかを検討しましょう。

「外航貨物海上保険(任意)」に加入する場合、保険料は勤め先が負担するケースが多いです。

また、勤め先で別途保険に加入している場合、引越し業者の保険に追加で加入できません。

STEP8:搬出・新居で荷物を受け取る

引越し業者に預けた荷物は、引越し業者が木枠などで外装を施してくれます。

その後は、輸出、通関手続きを経て、海外に発送されます。

渡航先で輸入通関手続きを経た後、現地引越し業者が配達先の住所と日時の確認連絡が入ります。

やりとりや当日の作業スタッフは、主に日本語対応となりますが、一部の国や地域では、現地代理店が担当するため、英語対応になる場合があります。

海外から日本へ引越す場合の注意点

日本に持ち込めないもの「輸入禁止物」があります。

  1. 麻薬、アヘン、覚醒剤など
  2. 拳銃、ライフルなどの武器
  3. 爆発物など

輸入禁止品目は、税関公式ホームページをご覧ください。

日本への通関手続きをスムーズに終えるために、別送品申告書を2枚記入します。

別送品申告書は、税関に対して自分の手荷物以外に海外から荷物を送られてくることを申告する用紙です。

機内または到着空港に置いてあるので、2通記入しましょう。

記入した別送品申告書2通を税関の係員に提出すると、押印のある別送品申告書を1枚返却してもらえるので、空港内のお預かりカウンターで提出すればOKです。

もし、引越し荷物で課税された場合、以下の方法で徴収されます。

  1. 配達時に集金
  2. WEBにて決済

まとめ

海外への引越しの流れは

  1. 荷物の送り先を考える
  2. 荷物の輸送方法を考える
  3. 引越し業者を選定する
  4. 引越しプランを決める
  5. 必要書類を準備する
  6. 梱包資材を受け取る
  7. 引越し当日までに荷物を梱包する
  8. 引越し当日に荷物の行き先を再確認する
  9. 搬出・新居で荷物を受け取る

海外対応可能な引越し業者(一例)は

  1. アート引越センター
  2. サカイ引越センター
  3. クロネコヤマトなど

海外引越しプラン(クロネコヤマトの場合)は3種類ある

  1. 海外引越ベーシックプラン
  2. 海外引越スタンダードプラン
  3. 引越らくらくパック

荷物の送り先は4つに分ける

  1. 海外
  2. 実家、友人
  3. トランクルーム
  4. 処分

荷物の輸送方法は3パターン

  1. 船便
  2. 航空便
  3. 手荷物

船便で送るものは

  • 大きな家具や家電、時間がかかっても大丈夫なもの

航空便で送るものは

  • 衣類や靴などの生活必需品

手荷物で持って行くものは

  • 毎日使用するもの、渡航後にすぐに必要になるもの

引越し業者の選定は

  • 引越し一括見積もり(引越し侍など)が便利

必要書類の準備は

  • パスポートやビザ、旅程表のコピーなど

引越し当日までの事前準備

  • 船便、航空便、手荷物の3つに分けておく

海外から日本へ引越す場合の注意点は

  • 「輸入禁止物」を確認しておく
  • 別送品申告書を2枚記入する
  • 押印のある別送品申告書は、空港内のお預かりカウンターに提出

引越し荷物で課税された場合、以下の方法で徴収される

  1. 配達時に集金
  2. WEBにて決済

今回は「引越し前に知っておきたい!!日本⇔海外引越しの流れと注意点」をご紹介しましたが、いかがでしたか?

日本から海外への引越し、海外から日本への引越しは、国内での引越し以上に大変です。

今回の記事を参考に、早めに準備してスケジュールに余裕を持って引越してくださいね。

引越しに必要な手続き一覧は、以下の記事で詳しくご紹介しています。

【引越し手続きチェックリスト付き!!】引越しでやるべき手続き一覧はこちら

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2020年9月19日

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