引越し蕎麦は食べるのではなく配るのが正解?引越し蕎麦の由来は?

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引越会社からの見積り金額を見て

「え!?高すぎる!!」と驚いた経験はありませんか?

翔太
誰でもできるだけ「安く引っ越ししたい!」と思いますよね。私もそうです。

私自身、就職をきっかけに一人暮らしを始めました。

過去に引越し経験がなかったので、その時は、とりあえず有名な引越会社1社だけを選んで依頼しました。

最初は、出てきた見積り金額を見て驚きましたが

翔太
まあ、繁忙期みたいだし、こんなものかな?

と、あまり気にしませんでした。

それに、数社に見積りを取るのが面倒で、営業マンが提示した金額のまま契約しました。

しかし、あとから営業マンのセールストークに騙されていたことに気付きました。

僕のように、営業マンに提示された金額のまま契約をしたら、絶対に損します!! 

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皆さんは、引越しの際

「引越し当日の夜に蕎麦を食べる。」

「挨拶の手土産に蕎麦を配る。」

と聞いたことはありませんか?

昔は、ご近所さんに挨拶に伺うときは蕎麦を配る習慣がありました。

現在では、引越しの挨拶に蕎麦を配るよりも食べる人が多いのではないでしょうか?

今回は、蕎麦に焦点を当て「引越し蕎麦は食べるのではなく配るのが正解?引越し蕎麦の由来は?」をご紹介します。

引越しと蕎麦の歴史

翔太
そう言えば、どうして引越し蕎麦って言うのかな?

美咲
確かに。

昔から、引越し蕎麦ってあるのかな?

実は、引越し蕎麦は歴史が深いんだよ。

美咲
お父さん、いつの間に!?

引越し蕎麦の始まりは、江戸時代からと言われてるんだ。

引越し蕎麦は、江戸時代が始まり?

「引越しには蕎麦」と言われるようになったのは、江戸時代からと言う説があります。

当時の江戸には、以下の食べ物が日常的にありました。

  • うどん
  • 蕎麦がき(そばの実を砕いてお湯でこねたもので、すいとんに近い)
  • 蕎麦団子(蕎麦がきを丸く固めて焼いたもの)

「蕎麦がき」や「蕎麦団子」は、和菓子屋さんでお茶と一緒に食べられていました。

当時の和菓子屋さんには、電子レンジやオーブンレンジというものはありません。

その代わり、蒸籠(せいろ)という調理器具を使って、お菓子を作っていました。

時代が進むに連れて、練ったそば粉を細い麺のように切った「蕎麦切り」が誕生しました。

ただ、当時の蕎麦は、茹でるとちょっとしたことで簡単に切れてしまうものでした。

そのため、食べたときの食感もあまり良いとは言えなかったそうです。

蒸籠(せいろ)とは

蒸し料理に使用する調理器具の1つで、円形や四角形のものがあります。

竹や木で編み込まれた容器と蓋に分かれています。

中華料理で出てくる飲茶のイメージに近いです。

翔太
ぶちぶち切れる蕎麦って、何だか食べるの大変そうですね。

そうそう。

その後、どんどん改良されて、美味しい蕎麦が作られるようになっていくんだ。

  • 蕎麦粉やつなぎ粉を改良する
  • 蕎麦作りの製法を見直す
  • 小麦粉を蕎麦粉とのつなぎ粉として使用する

翔太
なるほど。

どんどん美味しい蕎麦が誕生し、江戸中に蕎麦専門店「蕎麦屋」が立ち並ぶようになります。

そして、もの凄い勢いで江戸の人々の生活に蕎麦が溶け込んでいきました。

ちなみに、現代と同じように、評判の良い蕎麦屋には行列ができ、たくさんの人が押し寄せました。

やがて、江戸中に蕎麦好きが増え、隣近所でもお互いに蕎麦をふるまう機会も増えたそうです。

このことがきっかけで「引越しには蕎麦」と言われるようになったのではないかと伝えられています。

短時間で食べれる蕎麦は、気が短い江戸っ子にピッタリの食べ物だったんだ。

美咲
そうなんだ!

今、私たちが食べている蕎麦は、改良に改良を重ねたものなのね。

江戸には、蕎麦屋が3700店もあった!?

翔太
ところで、当時の江戸には、どれくらいお店があったんですか?

江戸時代の末期頃には、江戸市中に3700店はあったと言われているよ。

美咲
3700店!?

それに、実店舗以外にも、自由に場所を移動できる「夜鷹そば」と呼ばれる屋台もあったんだ。

美咲
じゃあ、屋台も含めたら、3700店舗以上もあったってことね。

「屋台」と聞くと、お祭りの時に出てくる屋台を想像する方も多いのではないでしょうか?

そんな「夜鷹そば」が重宝された理由はいくつかあります。

夜鷹そばが重宝された理由
  1. 飲食店の営業終了後、夜9時頃から明け方まで営業していた
  2. その日その日で自由に場所を移動できるという店構えという手軽さが人気だった

テレビ番組や時代劇などで、このような屋台を一度は目にしたことがありますよね?

ただ、屋台といっても、当時は台車のように丈夫で重いものも楽に運べるわけではありませんでした。

また、車輪は付いていなかったので、担ぎながら移動できる「担い屋台」と呼ばれるものを使用していました。

ほとんどの商人が一人で担いでいたので、蕎麦や食器以外の水や火鉢といった商売道具一式を含めると、かなり重かったそうです。

翔太
そんな重たいものを担いでたんだ。

美咲
昔の人って、すごかったのね。

引越しの挨拶に蕎麦が選ばれた理由

翔太
でも、何で引越しの挨拶に蕎麦を配られるようになったんですか?

引越しの挨拶に蕎麦を配るようなった理由は、諸説あるんだ。

蕎麦が選ばれたのは安かったから?

蕎麦が配られるようになる前は、小豆粥や小豆餅を配っていたそうです。

しかし、当時は購入するにはどちらも高価でした。

あまりにも高価なので、引越しの挨拶には丁寧すぎるという理由から、値段が安くて美味しい蕎麦が引越しの手土産として選ばれるようになったと言われています。

翔太
当時は、小豆って高かったんですね。

美咲
小豆って、おめでたいときに欠かせないものよね。

そうそう。

小豆は、今でも「邪気を寄せ付けない」「御はらいの後は吉を呼ぶ」って考えられているな。

ダジャレが由来している?

他にも蕎麦が選ばれたのには、こんな理由があるんだよ。

  • あなたの”おそば”に引越して来ました
  • 蕎麦のように、これから細く長くお付き合いをお願いしたい

「蕎麦」と「側」が同じ響きで、ダジャレとして面白いから選ばれたそうだよ。

翔太
江戸っ子の小粋な洒落が効いてますね!

でも、蕎麦を贈った一番の理由は、美味しく手軽に食べることが出来て安価だからって言うのが本音だったみたいだよ。

翔太
なるほど。

美咲
すごく勉強になるね。

昔は、どんな蕎麦を配っていた?

当時は、向こう3軒両隣に引越しの挨拶に伺うときに

  • 大家さんや管理人(当時は顔役と呼ばれていた)に5つずつ
  • お向かいさんや両隣に2つずつ

に「二八蕎麦」を配っていました。

二八蕎麦とは、小麦粉2:蕎麦粉8の割合で作る蕎麦のことで、使用する粉の割合から付けられました。

他にも

  • 当時、江戸市中の蕎麦屋で食べる蕎麦の値段が16文(320円ほど)だった
  • 粉の割合でもある、2と8を掛けると2×8=16(文)になる

という理由から「二八蕎麦」と呼ばれたとも言われています。

美咲
お蕎麦屋さんのメニューで「十割蕎麦」は見たことあるけど、「二八蕎麦」もあったのね。

そうそう。

ちなみに、当時は「蕎麦切手」と呼ばれる蕎麦のギフト券があったんだよ。

美咲
蕎麦切手?

その切手(ギフト券)を蕎麦屋に持って行くと、茹でたての美味しい蕎麦と交換できるサービスもあったみたいだよ。

美咲
へ〜!!

そんなサービスがあったの!?

当時は冷蔵庫も無かったし、茹でた蕎麦は腐りやすかったんだよ。

それに、冬は味や風味が悪くなるから、蕎麦切手が作られるようになったんだ。

美咲
蕎麦切手なら、好きな時に食べれるから、当時の人は嬉しかっただろうな。

翔太
当時の生活や人との絆を大切にする江戸の人たちの心遣いを感じられますね。

ただの蕎麦だと思っていたので、すごく勉強になりました!

現代では引越し蕎麦を手土産にして良いの?

蕎麦アレルギーには要注意

現代では、ご近所さんとの積極的なお付き合いが減っていますよね?

それに、大家さんと呼ばれる方もだんだん少なくなってきています。

また、蕎麦アレルギーを持っている人もいるため、引越しの挨拶に蕎麦ではなく洗剤やタオルなどが手土産の主流になっています。

ですが、少なくなったとはいえ、中には引越しの挨拶で蕎麦を手土産にする方もいます。

今では、通販で簡単に購入でき、希望すればのし紙もつけてもらうことができます。


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また、引越し当日は荷物が散乱していて、キッチンもまだ料理ができる状態ではないことが多いです。

そのため、引越しを手伝ってくれた家族や友人と一緒に、引越し当日の晩ごはんで蕎麦を食べる方も多いです。

このように、現代では蕎麦を配るよりも、引越し作業が一段落したときに食べる蕎麦を「引越し蕎麦」と呼ばれるようになりました。

翔太
時代が変わるに連れて、引越し蕎麦に対する考え方が変わったんだね。

美咲
ここで、手土産として引っ越し蕎麦を選んだ友人から聞いた話をご紹介します。

友人Aさん談
主人と新居に引越しをしたときのことです。

引越しの挨拶の手土産を買いに行ったときでした。

手土産1個の予算を1,000円と考えて

  • タオルセット
  • 洗濯洗剤セット
  • 焼き菓子セット

のどれにしようか悩んでいました。

なかなか決めることが出来ずにいると

「お蕎麦は、いかがですか?」

と店員さんから提案してもらいました。

サンプル商品を見せてもらったところ、予算内で収まるものでした。

化粧箱入りで、のし紙も付けてもらえるとのことだったので、その場で蕎麦セットに決めました。

ただ、蕎麦アレルギーの心配もあったため、手土産全てを蕎麦セットではなく、タオルセットも用意しました。

実際、挨拶に伺った後で、蕎麦を渡したご近所の方から

  • 「美味しかったよ。」
  • 「引越し蕎麦を久しぶりに食べた。」

と声を掛けていただけたので、蕎麦を選んで良かったなと思いました。

私たちも、引越し当日の晩ごはんは蕎麦でした。

美咲
引越しの挨拶に蕎麦を配ることは少なくなりましたが、日本に伝わる古い習慣は大切にしたいですね。

引越しにまつわる地方の風習

ちなみに、引っ越しにまつわる地方の風習も教えてあげよう。

翔太
お願いします!

香川県ではお風呂でうどんを食べる風習がある!?

香川県では、引越しのときは蕎麦ではなく、うどんを食べます。

引越し蕎麦ではなく、引越しうどんですね。

「うどんのように太く長くお付き合いを」

と香川県では考えられているそうです。

翔太
うどんが有名な香川県ならではですね!

また、香川県のごく一部の地域では「初風呂うどん食え」という古くからの風習があるそうです。

これは、家を新築したときに、その家の年長者から順番にお風呂に入り、湯船に浸かりながらうどんを食べるというものです。

このとき、ただ湯船につかってうどんを食べるのではなく、長く元気に過ごせるようにと健康成就を願いながら食べるんだそうですよ。

翔太
だんだん、うどんを食べたくなってきたな。

美咲
お風呂でうどんって珍しい風習よね。

他には、どんな習慣や風習があるのかしら?

東海地方の愛知県や岐阜県、三重県のごく一部の地域にも風習があったんだ。

愛知県、岐阜県、三重県ではトイレで蕎麦を食べていた!?

家を新しく新築したときや家の改築、引越しをしたときに、その家のトイレの中で蕎麦やうどん、お菓子を食べる風習「便所開き」があったそうです。

この風習が始まった理由はいくつかあります。

  • 健康を願うため
  • トイレを作るために使用する材料に感謝の気持ちを伝えるため
  • トイレの神様に、新たにお世話になることを伝えるため

ただ、実際に「便所開き」を行ったことがあるという方は、とても少ないそうです。

どちらも、ごく一部の地域であった風習なんだ。

古くから伝わる風習には、はるか昔に生きた先人たちの豊富な知識や教訓が込められています。

現代に生きる私たちに足りない大切な学びや道を教えてくれているのかもしれないね。

美咲
なるほどね。

今、住んでいる家も色んな資材を使って出来ているから感謝しないとね。

まとめ

蕎麦より先に、江戸時代で食べられていたのは

  • うどん
  • 蕎麦がき(そばの実を砕いてお湯でこねたもので、すいとんに近い)
  • 蕎麦団子(そばがきを丸く固めて焼いたもの)

蕎麦切りが切れやすく、食感が良くなかったため

  • 蕎麦粉やつなぎ粉を改良する
  • 蕎麦作りの製法を見直す
  • 小麦粉を蕎麦粉とのつなぎ粉として使用する

蕎麦の製法が整うと

  • 次々と蕎麦屋が登場する
  • 人々の生活に蕎麦が浸透する
  • 隣近所でお互いに蕎麦をふるまうようになる
  • 蕎麦を引越しの挨拶の手土産にするようになる
  • 江戸時代末期頃には、蕎麦屋は3700店もあった
  • 「夜鷹そば」と呼ばれる屋台が登場する

引越しの挨拶に蕎麦を配るようになった理由は

  • 美味しく手軽に食べれて、値段が安かったから
  • 蕎麦と側というダジャレが洒落ていたから
  • 蕎麦のように細く長くお付き合いしたいと意味があったから

現代では引越しのときに

  • 蕎麦を挨拶の手土産にすることは少ない
  • 引越し当日、自分たちで食べる蕎麦を「引越し蕎麦」と言うようになった

今回は「引越し蕎麦は食べるのではなく配るのが正解?引越し蕎麦の由来は?」を紹介しましたが、いかがでしたか?

陽子
引っ越しの手土産は、どうするのか決めたの?

美咲
お父さんに色々と話を聞いて、引っ越し蕎麦もアリかな?と思った。

翔太
洗剤とかもいいけど、蕎麦も良いね!

美咲
引っ越しまで時間あるし、もう少し考えてみましょ!

翔太
そうだな。

古くから伝わる伝統や風習は、この先の未来に伝えていきたいものですね。

今回の記事を参考に、引越しの挨拶の手土産に蕎麦を選んでみてはいかがでしょうか?

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